北総の国からノロシを上げて・・ hokso.exblog.jp

• Crockett&Jones "CHUKKA" DarkBrown 200D
  [ 2011-09 -23 21:58 ]
• ﾅｺﾞﾔにて･･
  [ 2011-09 -20 22:19 ]
• 秋に向けて･･
  [ 2011-09 -13 23:16 ]
• EdwardGreen "DOWNING" Chocolate 82E
  [ 2011-09 -08 13:31 ]

ｹﾁでﾁｷﾝな自分の性格が災いして､ONに限らずOFFにおいても数ｼｰｽﾞﾝでｻｲｸﾙする様なﾓﾉではなく修理をすれば長く愛せる様なﾓﾉを求めるようになってきました｡

この所謂｢ｵﾄｺの美学｣にも合致する考え方は自分30歳を過ぎた頃から更に強くなったと思います｡

最も象徴的なｱｲﾃﾑは｢靴｣ですが､いよいよ秋が深まり冬を意識するようになるこの時期､

そんな理由からこれからのｼｰｽﾞﾝのOFFｼｰﾝをﾒｲﾝとして履ける靴をはるばる英国の地から仕入れるべく､

再度また自分のﾒﾁｬｸﾁｬで稚拙な英文を英国に向けて放った次第であります｡

Can you send it to Japan though want to buy shoes?



今回は少しﾀﾞｹ手間取りましたが､先日9月初め頃に無事に何とか購入する事が出来ました｡



【 Crockett&Jones "CHUKKA" DarkBrown 200D 】

Crockett&Jonesのｽｳｪｰﾄﾞ素材の定番ﾁｬｯｶﾌﾞｰﾂ"CHUKKA"です｡

通常だと我々がCrockett&Jonesの類を英国本国からﾁｮｸで購入する際､まず第一にBodileysかPediwearいずれかの英国の有名店が挙げられると思いますが､

ｺﾁﾗの"CHUKKA"始めｽｳｪｰﾄﾞ素材のﾁｬｯｶﾌﾞｰﾂ関係はその殆どのﾓﾃﾞﾙが､SHOP側からのﾒｰﾙを要約すると｢ここ最近急激に極東からのｵｰﾀﾞｰが増加した｣為に､ﾏｲｻｲｽﾞ含め在庫は完全に全滅状態でした｡



一概にﾁｬｯｶﾌﾞｰﾂと言ってもCrockett&Jonesのこの様なｶﾀﾁの靴は､各SHOP等の別注品を含めると実に多彩なﾓﾃﾞﾙがﾗｲﾝﾅｯﾌﾟされており大いにｱﾀﾏを悩ませる所ですが､

同じ3ｱｲﾚｯﾄの定番ﾓﾃﾞﾙ"Chiltern"は224ﾗｽﾄ特有の独特な丸いﾄｩﾃﾞｻﾞｲﾝがやや朴訥な雰囲気に感じ､

また2ｱｲﾚｯﾄのｼｬｰﾌﾟでﾛﾝｸﾞﾉｰｽﾞなﾓﾃﾞﾙ"Tetubuly"は以前ｽｳｪｰﾄﾞではありませんでしたが出張用としてかなり愛用していた事と348ﾗｽﾄが逆にｽﾀｲﾘﾝｸﾞ的に洗練され過ぎる印象に感じ､

またOFFをﾒｲﾝに考えていたのでﾘﾗｯｸｽ感のあるｱﾝﾗｲﾆﾝｸﾞ仕様という部分が大きなｷﾒ手となり､

今回は自信を持ってｺﾁﾗの"CHUKKA"を選択した次第であります｡



当然ONのﾂｨｰﾄﾞやﾌﾗﾝﾈﾙといった起毛素材のｽｰﾂ等のﾄﾞﾚｽｽﾀｲﾙにも無論ｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄ可能なｱｲﾃﾑですが､個人的にはOFFにおけるJacobCohenとの組み合わせが実は最も楽しみであります｡

また購入に至る過程で､Dｳｨｽﾞゆえｻｲｽﾞ的にﾊｰﾌｻｲｽﾞUPを検討しましたが､誠に失礼ながらUnitedArrowsで同ﾓﾃﾞﾙを試着した所､

普段のﾏｲｻｲｽﾞの方が逆に程良いﾀｲﾄ感が味わえた事とﾊｰﾌｻｲｽﾞUPすると見たﾒのﾉｰｽﾞの長さや捨て寸が気になったので､結局いつも通りのｻｲｽﾞを選択する事にしました｡

今月9月ｱﾀﾏ頃の為替ﾚｰﾄが｢1GBP=約124.7円｣だったので今回は"CHUKKA"本体とｼｭｰﾄｩﾘｰにParcelForceの送料含めﾄｰﾀﾙで約38,000円程度･･すなわち日本国内より概算で約6ｶﾞｹ近い価格となりました｡

今ｼｰｽﾞﾝのOFFのｽﾀｲﾘﾝｸﾞは､ｺﾉ"CHUKKA"をﾍﾞｰｽにｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄを組み立てていこうと思います｡

職業柄この時期の連休は稼ぎ時で繁忙期になるので個人的には非常に憂鬱です･･

営業担当ｴﾘｱが地方ゆえ､観光や行楽で賑わう新幹線の中を一人ｽｰﾂを着て仕事に行く事になるので､

そんな周囲に羨望の眼差しを向けながら､自分が選択した今の仕事について後悔に近い感情を抱く事もｿﾘｬ正直あります｡

そんな憂鬱な連休になるﾊｽﾞだった去る9月18日の日曜日･･

神ｻﾏがこんな自分の様なﾅﾏﾓﾉに素晴らしい絶好の機会を与えてくれました｡



北陸地方を拠点に国内屈指の人気Blogを運営されているしょうちんさん&奥ｻﾏと出張先のﾅｺﾞﾔでお会い出来るという､またとない好機に恵まれたのであります｡

当日のしょうちんさんは､DANOLISのﾌﾟﾚｰﾝな白の無地のｼｬﾂをﾗﾌに一枚でｻﾗﾘと着られて肩にはｳﾜｻのCISEIが･･

お疲れの中､自分の仕事の都合に合わせて頂いて本当に有り難うございました･･!

また､直接まだ面識は有りませんでしたが､今回の件を機会に関東地方を拠点にBlogを運営されているｱｳｽﾚｰｾﾞさんとも交流関係を築かせて頂きました｡

お忙しい中､お気遣いを頂いて本当に有り難うございました･･!

今後とも末長いお付き合いを何卒宜しくお願い申し上げます｡

当日の自分は､まだ残暑厳しい中まさに自殺行為でしたが､ﾌﾞﾘｯと気合いを入れて尾州産生地のﾗｲﾄﾌﾗﾝﾈﾙ地のDarkNavyのｽｰﾂを着用しました｡



稚拙なBlogを始めて約半年間､多くの方々に大変お世話になりながら自分の中で急速に世界観が広がりつつあります｡

当初は｢仕事三昧｣で心身共に憂鬱になる予定だったｺﾉ連休の出張が一転､思いがけずﾅｺﾞﾔの地で素晴らしい思い出を作る事が出来ました｡

しょうちんさん&奥ｻﾏ&ｱｳｽﾚｰｾﾞさん､この度は本当に有り難うございました･･!

普通ｼｰｽﾞﾝﾌｧｰｽﾄは､そのｼｰｽﾞﾝの新作ｺﾚｸｼｮﾝの入荷が待ち遠しく期待で胸が膨らむ時期だと思います｡

自分の場合･･独身の頃はそれこそﾄﾞﾁﾗかと言えば新しいｱｲﾃﾑを｢感情｣的に次々と｢先ﾓﾉ買い｣していく方でしたが､

所帯を持ちｵﾔｼﾞ&ｵｶﾝのｽﾈをかじれなくなると､日々の生活に追われ金銭的にも時間的にも全く余裕が無くなり､

ここ数ｼｰｽﾞﾝは完全に｢理論｣的で｢実需｣型なﾓﾉの買い方にｶﾞﾗﾘと変わってしまいました｡

具体的に言うと､雑誌やｲﾝﾀｰﾈｯﾄ等の各種媒体を通じ一応ｱﾝﾃﾅは敏感に立てるものの､実際に各SHOPを廻り直接新しいｱｲﾃﾑに触れる前に､

自ずと､既にﾌﾟﾗｲｽDOWNされた後の｢昨ｼｰｽﾞﾝ｣ﾓﾉのｱｲﾃﾑから優先して見るようになってしまいました｡

自分にとって毎回その戦場となる場所がｱｳﾄﾚｯﾄ(=またｶﾖ)であります｡

秋の気配が少しづつ深まる中､そんなﾜｹでﾄﾞﾗｲﾌﾞを兼ねてまたもや懲りずにｶﾐｻﾝと｢御殿場ﾌﾟﾚﾐｱﾑｱｳﾄﾚｯﾄ｣に出撃した次第ですが､

今回そこで手に入れたﾓﾉは､そんな自分の限られた現状下で精一杯の満足感を満たしてくれるｱｲﾃﾑ達となりました｡

まずはHeliopoleのｱｳﾄﾚｯﾄにて･･



【 PEUTEREY "METAL" M-65 Blouson MidnightBlue 】

PEUTEREYのM-65型ﾌﾞﾙｿﾞﾝ"METAL"､ｶﾗｰはMidnightBlue(=Navy)です｡

個人的に春と秋のC.ｱｳﾀｰは活躍出来る期間が非常に短くなってしまう為､思い切った投資をかける事が出来ず正直ずっと躊躇していたｱｲﾃﾑでした｡

M-65型ﾌﾞﾙｿﾞﾝのｻｲｽﾞ感やﾃﾞｨﾃｰﾙ的にはやはり文句無くASPESIなのですが､防寒系のﾓﾉでない限りどうしても個人的に費用対効果を含めたｺｽﾄﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽ的にﾜﾘが合わず､結局いつも購入に至る事はありませんでした｡



ｺﾁﾗのPEUTEREYは春/夏ｼｰｽﾞﾝのﾓﾉですが､正価の50%OFFで購入する事が出来ました｡



正直求めるM-65型のﾃﾞｻﾞｲﾝ的なﾃﾞｨﾃｰﾙを完ﾍﾟｷに実際満たしているﾜｹでは決してないのですが､

PEUTEREY独特の､実用的な高機能ﾅｲﾛﾝの素材感と全体的に引き締まったﾀｲﾄなｼﾙｴｯﾄ感が個人的に大変気に入っております｡

ｲﾝに合わせるｱｲﾃﾑについて色々と悩んでしまいますが､これから防寒衣料の登場までの間､間違い無くOFFｼｰﾝにおける中心的な存在になると思います｡



【 ORIAN White Broad Dress Shirt 】

またHeliopoleではORIANの定番的なﾌﾞﾛｰﾄﾞ地の白無地D.ｼｬﾂを正価の40%OFFで購入しました｡

自分にとって今ｼｰｽﾞﾝはｽｰﾂのVｿﾞｰﾝを構築するにあたり白無地のD.ｼｬﾂは絶対に欠かせない存在なので､個人的に安心感のあるORIANを追加しました｡

ｸﾗｼｯｸなｸﾞﾚﾝﾁｪｯｸ柄のｽｰﾂにｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄして今ｼｰｽﾞﾝは少し正統的な装いも楽しみたいと思います｡



【 G.INGLESE "RICCIO" Cashmere Lapel Pin 】

BEAMSのｱｳﾄﾚｯﾄではG.INGLESEのﾗﾍﾟﾙﾋﾟﾝ"RICCIO"を正価の約60%OFFで購入しました｡

実は以前よりLARDINIのｷｭｰﾄなﾌﾞｰﾄﾆｴｰﾙに刺激され､機会があれば是非ともONのｸﾛｰｼﾞﾝｸﾞｽﾀｲﾙに取り入れたいｱｲﾃﾑでした｡

ﾊﾝﾄﾞﾒｲﾄﾞでｶｼﾐﾔ素材なのでまさに文字通りの｢ぬくもり｣感を衿元に演出してしまおうと考えています｡



【 ThreeDots Long Sleeve Cut & Sewn 】

ThreeDotsの長袖ｶｯﾄ･ｿｰはESTNATIONのｱｳﾄﾚｯﾄで確か正価の50%OFFで購入しました｡

当初は､毎ｼｰｽﾞﾝ秋口はｲﾝﾅｰに長袖のｶｯﾄ･ｿｰを一枚で合わせる事が多かったので重宝するかと思いましたが､

先に購入していたPEUTEREYに合わせると非常に安易で単調なｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄになってしまう事に気付いて､

ｺﾁﾗのThreeDotsについては現状ちょっと扱い方を再検討中です｡



ｺﾚが果たして安いのか高いのかは千差万別の価値観ゆえ一概にはよく分かりませんが､以上のｱｲﾃﾑ達で税込でも50,000円で正直ｵﾂﾘが出る結果となりました｡

･･ｲﾔそれでも個人的には実際この金額は非常にｷﾂｲのは間違い無いのですが､

秋に向けて何の準備も進めていなかった自分にとって今回は大変大きな一歩になったと思っております｡

自分､英語が本当に苦手です｡

学生の頃､一番嫌いな科目が英語と数学でした｡間違い無く偏差値は30を切っていたﾊｽﾞです｡

特に中学英語に出てくる過去分詞形というﾔﾂでしたｯｹ､英文和訳中にいきなり｢･･ have had ･･｣云々と出てきた時は普通に｢持つ?持つ??｣と訳し､完全に意味が分からずもはやその時点で和訳を放棄してみたり､

周囲から｢英語は世界標準語だからよく勉強するように｣と言われる度に｢じゃあ日本語を世界標準語にしちまえば?｣なんて不遜な事を言い出す始末･･

英検は3級から受験する気すら無くし､自分30歳を過ぎた今でも堂々の4級であります｡

そんな英語に対し一種の嫌悪感すら持っていた自分が､今年の2月中旬頃､生まれて初めて英国本国と直接英文のﾒｰﾙでやり取りし奇跡的にEdwardGreenをﾁｮｸで購入する事に成功しました｡



【 EdwardGreen "DOWNING" Chocolate 82E 】

軽快なｱﾝﾗｲﾆﾝｸﾞ仕様とｷﾚｲな色ﾒのﾇﾊﾞｯｸ素材が特徴の"DOWNING"Chocolateです｡

英語の基本的な文法は勿論の事､英国人とのﾒｰﾙのやり取りにおける礼儀や作法､ひいては配送業者や関税の仕組み等々､何もかもが全然分からないまさに所謂｢手探り状態｣の中で無謀にも英国本国と直接取引に挑戦しました｡

Can you send it to Japan though want to buy shoes?

日本人と英国人の国民性の違いは当然あるﾜｹで､個人的に迅速で機敏な対応はあまり期待しておらず最悪の場合ｼｶﾄされる事も覚悟していましたが･･

Dear Sir,

I do have a pair in stock and the price is £530 including shoe trees and shipping by UPS courier.

Please provide card (long number, expiry date and 3 digit security code), address and telephone details if deciding to go ahead with the order. Alternatively if you like we can send you a payment request through Paypal.com.

Kindest Regards,

[ 親愛なる提督よ

私は､UPSの使者によるshippingとｼｭｰﾄｩﾘｰ合わせてｺﾐｺﾐ価格￡530で左右ﾍﾟｱで在庫を持ってdoしています｡

もし決断するならｵｰﾀﾞｰと一緒にｸﾚｼﾞｯﾄｶｰﾄﾞ(長い番号と有効期日と3ｹﾀのｾｷｭﾘﾃｨｰｺｰﾄﾞ)と住所と電話番号を教えて下さい｡

貴方が我々がPaypal社に支払請求書を送る事が出来る方を好むならそれは二者択一です｡

最強の親切です｡ ]

･･とりあえず自分的にはこんな感じでｽﾄﾚｰﾄに和訳してみましたが､決して当たらずとも遠からず､何となく意味は分かるので何とか最初の意思の疎通は出来たかな､と｡

それからは英国との直接取引について疑問に思った事を､自分が作る稚拙な英文で次々とEdwardGreenに投げかけました｡｢VATの事｣･｢ｲﾝｿｰﾙのﾌﾞﾗﾝﾄﾞﾛｺﾞの事｣･｢同じｻｲｽﾞで違うﾓﾃﾞﾙの在庫の有無｣等々･･

しかしながら､自分の様な｢ｾｯｶﾁで無謀なのに神経質な極東のﾁﾋﾞｻﾞﾙ｣からのﾊﾁｬﾒﾁｬな英文に対し､｢Dear ﾑｻｼ san,｣と気さくに呼びかけながら大変友好的に接して頂いて､当初懸念していた不安は少しづつ解消されていった事を強く覚えています｡

結果･･今年2月中旬頃の為替ﾚｰﾄが｢1GBP=約135.9円｣だったので約72,000円程度で購入する事が出来ました｡

好機を逸しEdwardGreenの英国本国の大幅な値上げ後でしたが､概算で日本国内の購入の場合"DOWNING"本体とｼｭｰﾄｩﾘｰ合わせて合計約117,000円強なので､関税でいくらか取られた分を計算に入れても大体約6ｶﾞｹ近い価格という事になります｡

本当に英語が全然ﾀﾞﾒな自分が果敢に挑戦した初めての｢個人輸入｣､結果的に非常に満足度の高い結果となりました｡



所有するEdwardGreenのその殆どが888ﾗｽﾄゆえ､実は個人的に初めての82ﾗｽﾄとなります｡

良い意味で全くEdwardGreenらしくない靴で､まず見たﾒがどことなくﾛﾝｸﾞﾉｰｽﾞで非常に流麗でｽﾏｰﾄなｼﾙｴｯﾄに見える事､他の展開ｶﾗｰもそうですが素材のﾇﾊﾞｯｸが大変ｷﾚｲで繊細な色合いである事､そして何より非常に軽快であるという事が､まず個人的に感じた第一印象でした｡

ｱﾝﾗｲﾆﾝｸﾞ仕様ゆえ着用感は非常に軽いのですが､やはりEdwardGreenならではの土踏まず部分の圧着感を中心に全体的なﾎｰﾙﾄﾞ感とﾀｲﾄﾌｨｯﾃｨﾝｸﾞは健在で､

82ﾗｽﾄ特有のつま先にかけて容赦無く狭くなる小指部分にある程度の窮屈なﾌﾟﾚｯｼｬｰがかかる以外は期待を裏切らぬ履き心地を得る事が出来ました｡

実際に現物を店頭で見た時は､その見たﾒのｶｼﾞｭｱﾙ感に加えﾅﾁｭﾗﾙなｳｪﾙﾄとのｶﾗｰｺﾝﾄﾗｽﾄから､

例えばOFFにおいてJacobCohenのﾃﾞﾆﾑを短ﾒにﾛｰﾙUPして軽快にｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄする以外にも､他にもONのｸﾛｰｼﾞﾝｸﾞｽﾀｲﾙにおける所謂｢ﾊｽﾞｼ｣的な使い方等を色々ｲﾒｰｼﾞしましたが､

東日本震災に伴う所謂｢節電CoolBiz｣でｵﾌｨｽのｶｼﾞｭｱﾙ化が加速度的に進んでいった事もあり､現状では専らONにおいてｼﾞｬｰｼﾞｰ素材のNavyｼﾞｬｹｯﾄに合わせて履いております｡

･･それでも軽快なｱﾝﾗｲﾆﾝｸﾞ仕様とは言えやはりEdwardGreen､もっと履き込んで自分の足に馴染むようになるにはまだまだ時間がかかりそうです｡