今次「SALE戦線」は、例えば「漠然と購入を検討していたアイテムその殆どが所謂『対象外』『完売』で、事実上の壊滅状態」(2013/12/13)である等、決してその戦果は満足するものではありません。
よって経済的にかなり「余力残し」のまま戦局が推移している状況です。
例えるなら「消化不良」「残尿感」等と言った感覚でしょうか、ただそんな状況下では「衝動買い」が最も危険です。
【 eidos Single Chesterfield Coat 】
BEAMSにて正価の「30%OFF+10%OFF」で購入する事が出来たeidosは、そんな「余力残し」ゆえの戦果です。
元々eidosの明るい色の「スポルベリーノ」は、SALE前のみならず実は毎シーズン購入を検討する憧れのコートの一つでしたが、
ダークなカラーや重厚な装いが溢れる冬の街においてはかなり押し出し感が強く、なかなか具体性に欠くアイテムだったワケです。
特に日々の通勤がJR総武線快速ゆえ尚更スタイリングのイメージが湧かない・・
・・そんな正価で躊躇するアイテムを現実に買う事が出来るようになるのも、まさに「SALEの醍醐味」と言えるでしょう。
力強いヘリンボーン柄が絶妙です。
eidosの定番"FREETIME"は実にグラマラスなモデルで、生地とのマッチングにより何とも色気の有る全体観に仕上がっていると思います。
当然ライトな軽快感も見逃せないポイントです。
eidosは、モデルによっては一部セレクトSHOPのオリジナルのコートと同等以下の現実的なプライス設定も魅力で、
油断すると毎シーズン増殖しかねない危険な中毒性を秘めているブランドです。
ぐいぐい攻めたシェイプ感が実にたまりません。
ムダの無いデザインとシャープなシルエットゆえ、全体的にすっきり着こなしたいと思います。
やや丈が短めの袖口は、オキマリの本切羽の重ね釦です。
今シーズンのドレスUPスタイルは、どうしても安心感の強い「Blue」「Navy」等の色ばかり多用しがちでしたが、
今回明るいトーンのコートを新たに加えた事で、最近クローゼットの奥の方に追いやられつつあった他の色の一部アイテム等も久々に稼働しそうです。
今年は4月「消費税増税」前に春モノの実需を早期に刈り取るべく、多くのブランドやSHOPが例年以上のスピードで春/夏アイテムの展開を進めているように感じます。
「SALE戦線」もいよいよ終盤戦に突入ですが、これで心置き無く意識を「春/夏」に集中させる事が出来そうです。