某百貨店による「クリアランスSALE」の後ろ倒しと、それに対抗する某セレクトSHOPによる「プレSALE」の過熱化に伴い、
我々消費者も、これまで以上に「賢い買い方」が求められていると思います。
「SALE」の威力が分散し、「当日の内に複数のSHOPを廻りながら商品を比較検討する」事が出来なくなった事で、我々の意思決定には更なる迅速且つ的確な思考回路が必要になったのではないでしょうか。
・・EDIFICEにてCISEIを、阪急(Men'sTokyo)にてCrockett&Jonesを、それこそ「なし崩し」的に次々と購入した際は、まだそんな市場の変化をあまり感じる事は無かったのですが、
一部のセレクトSHOPや百貨店等に比べやや遅いタイミングで「SALE」をスタートさせたTradingPostにて、更に追加でCrockett&Jonesの購入に至った事で、ようやく自らの「若さゆえの過ち」に気が付いた次第です。
【 Crockett&Jones "WENDOVERⅡ" NavySuede 348E 】
「一度のSALE期間中に二足も靴を買う」・・このご時世、なかなか稀有な事です。
Crockett&Jonesを代表するクラシックなリボン付ローファー"WENDOVER"を、ほんのりロングノーズでスタイリッシュな#348ラストで今日的にアップデートした、TradingPost別注の"WENDOVERⅡ"です。
Navyカラーで、素材はSuedeです。正直Crockett&Jonesの「Navy+Suede」のローファーは、組み合わせ的に以前より虎視眈々と狙っていたモデルです。
実は、現状所有するCrockett&Jonesの「ドレス専用靴」の殆どが、このモダンでドレッシーな印象の#348ラストのタイプで占められています。
鋭角的なサイドウォールとセミスクェアなトゥが非常にグラマラスな雰囲気です。もう、実にたまりません。
以前から、TradingPost以外でも#348ラストを搭載したCrockett&Jones"WENDOVERⅡ"を様々なSHOPで眼にしており、その立体的で精悍な佇まいは常に新鮮で魅力的だったワケです。
ソフトなハーフライニング仕様の為、履き心地は至って軽快です。
一方で、Crockett&Jonesのローファー全体的に言える弱点「踵のフィッティングの甘さ」については、今回の#348ラストのモデルにおいても感覚的にあまり変わらないイメージです。
・・まァこの辺は「止むを得なし」と言った所でしょうか。
「CoolBiz」マンネリ化の打破が大いに期待されます。
露出度が高い「ベルト」の威力も決して侮れません。AMBOISEのWリングのスウェードメッシュベルトでより軽快なコーディネートを楽しみたいと思います。
・・こうして、今年の夏は、粛々と過ぎていくワケであります。