一週間、殆どスーツを着ます。
しかし自分は相当な暑がり&汗っかきでスグにスーツを痛めてしまいがちゆえ、自然とその着数は増える一方です。
スーツを着る上で最もこだわっているのがシルエット。肩で合わせ、また身体の線に沿う様なジャストフィットボディで着ています。
生地は、ここ数年、秋/冬はライトオンスなサキソニー素材だったり逆にややヘビーウェイトなフランネル素材が多く、
春/夏では見た目の華やかさや艶やかさより打ち込みがシッカリした頑丈で機能的な生地を好んで着ています。
【 Wool × Mohair Blue Navy Suit 】
ゆえあってブランド名は伏せさせて頂きますが、
こちらのスーツの素材はウール50%×モヘア50%と非常にハリとコシのあるシッカリした服地で仕立てられており、
これからやたらに暑くなるシーズンに向けてその耐久性と機能性は大いに期待する所であります。
春/夏のシーズンでは、青みがかったネイビー・・所謂アズーロネイビーが断然今の気分です。
コーディネートは茶系の色を取り入れて「アズーロ・エ・マローネ」的な色合わせを意識したり、
同じブルー系のVゾーンを構築してグラデーションを作ってみたり・・。
以前は色の合わせが何となく難しくて敬遠しがちだったネイビーですが、今ではグレー系やブラック系のスーツより登板回数が多くなっています。
また、新しくスーツを仕立てる上で目に見える部分で一番こだわっているのが段返り3ツ釦のサイドベンツ仕様。
ナローでシャープな印象になる2ツ釦のセンターベント仕様より、ソフトなラペルのロール感が出る段返り3ツ釦の方が個人的には好みです。
可能な限り袖口は本切羽にするようにしています。
スーツというなかなか限られた範囲内で個性を演出出来るという意味では、本切羽という仕様は大変分かり易いです。
釦を控えめにひとつだけ外す方もいらっしゃればオシャレに変則的に外される方も見られますが、
個人的にはナゼか釦ふたつ外しが殆どです。
パンツはノータック、裾はW4.5cm巾でコダワリの糸ドメ、裾巾は20.0cmをひとつの基準にしています。
スーツは、ビジネスシーンにおける制服的な考え方に近年のオフィスのカジュアル化が更に拍車をかけ、かつてよりその存在意義が急激に薄らいできている感があります。
しかし個人的には、スーツはやはり働くオトコの戦闘服であり、
常に威風堂々とした、毅然とした、そして凛とした格好を心がけたいと思っています。