夏の房総半島は、自然の魅力で一杯です。
どこまでも広がる蒼い海と深緑の大地・・まさに房総半島南部は日本の「パラダイス」です。
家族三人(+イヌ一匹)にとって初となる旅行は、一応近場の房総半島に決定です。
東関東自動車道→京葉道路→館山自動車道を経て富津館山道路の鋸南富山ICで高速道路を降り、昨年の夏も訪れた思い出の道の駅「風楽里とみやま」で小休止を挟みます。
房総半島の海岸線に沿って、快適にクルマを走らせます。
館山市から南房総市に入り太平洋を右手に見ながら房総フラワーラインを東に進めば、房総半島最南端の野島崎灯台が我々を出迎えます。
「房総半島の背骨」とも称される国道410号線を更に海岸線沿いに進み、道の駅「ちくら・潮風王国」に到着です。
近隣の千倉漁港・白子漁港で水揚げされた新鮮な地魚を使った名物「海鮮丼」です。
一面を豊かな海に囲まれた南房総地方は、まさに海産物の宝庫です。
房総フラワーラインから外房黒潮ラインに入り、クルマはいよいよ外房地域の中核を成す鴨川市に入ります。
夏休みと言う事も有り、かの有名な「鴨川シーワールド」も大変な賑わいです。「我が子」が大きくなったら是非訪れたい千葉県が誇るパワースポットの一つです。
JR安房小湊駅を過ぎた辺りで海に別れを告げ、豊かな緑が連なる深い山奥に向けてハンドルを切ります。
今宵の宿は、房総半島随一の秘境「養老渓谷」です。
夷隅郡大多喜町から市原市に流れる養老川の上流地域で、都会の喧騒とはまるで無縁なまさに田舎の里山と言った印象です。
四季折々の自然美が実に素晴らしい場所です。
季節の食材を使った山の幸が夕餉の食卓を彩ります。まさにこれぞ旅の醍醐味と言った所でしょうか。
風呂は、ややとろりとした黒ぽい色の「黒湯」と呼ばれる独特の湯で、美肌効果が有るそうです。
夜は、川のせせらぎと虫の音を聞きながら、まさに爆睡です。
翌朝は、大多喜町と天津小湊町にまたがって広がる観光名所の一つ麻綿原高原に向かいます。
まさに圧巻の光景です。
気温差で開花が平地より遅い約2万株ものアジサイが標高およそ340mの高原一面に咲き誇る姿は、実に壮麗です。
大雨の影響で道路が寸断され迂回を余儀無くされましたが、正直ここは訪れて本当に良かったと思います。
千葉県の魅力をまた一つ「再発見」です。
深い大自然に囲まれて、釣り堀でのんびり刻を過ごします。
釣り堀は昔よくウチのオヤジに連れてきて貰った記憶が有ります。当時は釣り上げたニジマスをその場で焼いて喰ったものです。
帰路の途中道の駅「たけゆらの里おおたき」に立ち寄り、近隣で獲れる猪肉を使った料理や濃厚なソフトクリームで腹を満たします。
大多喜町から茂原市にかけて、まさに「明るい太陽と深い緑に恵まれた豊かな場所」(2013/08/22)が一面に広がります。
クルマを単に走らせるだけで「夏休み」気分を満喫する事が出来ます。
大網白里市までJR外房線に沿って北上し八街市をかすりながら佐倉市に抜けるルートで、帰路は高速道路を一切使わず千葉県を縦断です。
今回は「日本海、波高シ」(2013/11/21)以来久々の旅行と言う事も有り、たった一泊二日ながら非常に内容の濃い時間を過ごす事が出来たと思います。
・・夏の房総半島は、自然の魅力で一杯です。
昨年に引き続き千葉県安房郡鋸南町に再訪です、・・この話はまた改めて次の機会に・・