現状、複数の「黒のストレートチップ」・・所謂「黒スト」の靴を所有しています。
一つは自身の結婚式含め「冠婚葬祭」専用としてEdwardGreen"CHELSEA"を、
そしてもう一方は普段のビジネスシーン用としてCrockett&Jones"HALLAM"を、それぞれ用途に応じて履き分けています。
・・ちなみにEdwardGreen"CHELSEA"は#888ラストを搭載した比較的珍しいモデルです。
個人的に「黒のストレートチップ」は礼装用等フォーマル度の高い特別なドレスシューズとして、何に合わせても、またどこに行っても、「全く問題無い」大変便利な靴、と言った位置付けです。
【 Crockett&Jones "HALLAM" Black 348E 】
Crockett&Jonesの「黒スト」、"HALLAM"です。
スタイリング的に俄然「茶靴」を好む自分でも、あまりに利便性に秀でたモデルゆえ何気に登板率も高く、実際かなり履き込まれています。
シャープでスクェアなプロポーションと鋭角的且つ立体的なサイドウォールが特徴の#348ラストは、Crockett&Jonesの数有るモデルの中でも、最もモダンでグラマラスなラストの一つだと思います。
個人的には、履き下ろし当初はモデルによって左足の小指が大いに削られる比較的「手強い」木型ですが、馴染めばあまり問題になりません。
革質も決して悪くありません。通常のメンテナンスを定期的に施す事で、透き通る様な漆黒の輝きを維持する事が出来ます。
また、コバの縫い目も隠されておらず、「上品で無骨」と言った全体観です。
日々のビジネスシーンで履くには申し分の無いクォリティではないでしょうか。
無意識の内に登板回数が増えてしまう大きな理由の一つが、全天候対応型としてダイナイトソールを搭載している点だと思います。
当日の天候が小雨模様までなら充分にこなす事が出来ます。またNEWSの天気予報が微妙な日も大活躍です。
秋/冬シーズンは、ライトなサキソニー素材の「Grayスーツ」をベースにしたあまり色/柄を使わないモノトーンで控え目なドレススタイルに合わせる機会が多かったと思います。
ORIANのD.シャツ・LuigiBorrelliのタイ・MUNGAIのポケットチーフです。Crockett&Jonesの靴に合わせ上質なカーフ素材のベルトはAnderson'sのものです。
たかが「黒スト」されど「黒スト」・・やはり一足は必ず揃えておきたい「オトコの必須アイテム」と言った所でしょうか。
今回、「北総の国からノロシを上げて・・」も多くの方々に支えられながら本日3月9日で丸二年を無事迎える事が出来ました。本当に感謝申し上げます。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。